仕様がまだ固まっていなくても大丈夫。
分かっていることから整理して、相談を進めましょう。
クライアントからECサイト制作の相談を受けたものの、
EC-CUBEの構築工程を誰に任せるか決まっていない。
見積もりを依頼したいけれど、何を伝えればよいか分からない。
そんな制作会社様・広告代理店様に向けて、最初に確認したい項目をまとめました。
協業の進め方や役割分担の全体像は、
前回の
EC-CUBE構築の外注・協業パートナーについての記事
でご案内しています。
今回は、その次の段階となる見積依頼の準備に絞って解説します。
見積もりの前に情報を整理する理由
同じ「EC-CUBE構築」でも、新規サイトを立ち上げる案件と、
すでに運用しているサイトを改修する案件では、
確認する環境や作業範囲が異なります。
決済方法、配送条件、利用中のプラグイン、
デザインの支給状況によっても、必要な工程は変わります。
最初からすべてを確定する必要はありません。
「決まっていること」「未定のこと」「相談したいこと」
を分けて共有すると、制作範囲や見積もりの前提をすり合わせやすくなります。
最初の相談で大切なこと:
分からない点を推測して埋めず、「未確認」と伝えてください。
確認が必要な項目として一緒に整理できます。
見積依頼前に確認したい8つの項目
案件の種類と目的
新規構築、既存サイトの改修、他サービスからの移行のどれに当たるか。
何を改善・実現したい案件なのかを共有します。
現行サイトと利用環境
既存サイトがある場合はURL、EC-CUBEのバージョン、
サーバー環境、利用中のプラグインや独自改修の有無を確認します。
分からない項目は未確認で構いません。
商品と販売方法
商品点数、商品規格、在庫管理、会員向け販売、定期購入など、
標準的な販売フローから外れる要件があるかを整理します。
決済・配送・外部連携
希望する支払い方法、配送方法、送料条件、
在庫・会計・基幹システムとの連携有無を確認します。
利用予定のサービスが決まっていれば名称も共有します。
デザインと支給資料
画面デザインを依頼元で用意するか、
実装まで含めて相談するかを決めます。
画像、原稿、商品データの支給予定も整理します。
移行するデータ
移行案件では、商品・会員・受注など、
どのデータを引き継ぎたいかを確認します。
データ形式や移行可否は現行環境の調査後に判断します。
役割分担と確認方法
エンドクライアントとの窓口、要件決定、テスト、
最終承認を誰が担当するか。
外部パートナーとの連絡方法も決めます。
希望時期と公開後の対応
公開希望日と、その前に必要な確認期間を共有します。
公開後の保守・追加改修を含むかも、見積時に切り分けます。
EC-CUBEの公式ドキュメントでも、
支払方法の設定
や
バージョン間の移行
は、それぞれ確認事項を伴う作業として説明されています。
現行環境が分かるだけでも、検討の出発点になります。
これだけあれば相談を始められます
すべての資料がそろうのを待つ必要はありません。
最初の相談では、以下の情報からお知らせください。
- 新規構築・改修・移行のどれに当たるか
- 現在のサイトURL(ある場合)
- やりたいこと、困っていること
- デザインや原稿を支給できるか
- 公開希望時期と、ご希望の担当範囲
- 現時点で未定・未確認の項目
ご相談文の例
制作会社です。クライアントからEC-CUBEでの新規ECサイト構築について相談を受けています。
デザインは弊社で担当し、構築工程の協業先を探しています。
商品数は約30点、決済方法は確認中、公開希望は約3か月後です。
対応範囲と見積もりに必要な情報を相談できますか。
このように、未定の項目をそのまま記載していただいて構いません。
正確な費用や納期は、環境と要件を確認したうえで個別にご案内します。
制作会社様との協業で大切にしていること
SJ links(エスジェイリンクス)は、
ご依頼元のブランドとエンドクライアントとの関係を尊重します。
構築のみのご依頼や、表に出ない制作支援についても、
案件ごとの条件に合わせてご相談を承ります。
仕様の確定後に担当範囲、費用、納期、確認方法、
公開後の対応を整理します。
役割分担と協業の流れは、
前回の協業記事
もあわせてご覧ください。
EC-CUBE案件、まずは概要からお聞かせください
構築工程のみの外注から、既存サイトの改修・移行まで。
分かっている情報をもとに、必要な確認事項と対応可能な範囲をご案内します。
ご依頼元の窓口・ブランドを尊重して対応します。